サーバーの種類について

20140915-2サーバーというのは、色々なものを総称して「サーバー」と呼ばれています。具体的には、サーバー用のコンピュータやOS、ソフトウェアといったものですね。そして、提供するサービスによって、それらを使い分けなくてはいけません。

意味を正しく理解しておかないと、混乱してしまうことがあります。たとえば、会話の中で「サーバー」という言葉が出てきても、コンピュータのことなのか、Webサーバーのことなのか分かりません。

特に、組織でサーバーを運用するのであれば、ちゃんと意味を知っておくようにしてください。伝達ミスをしてしまうと、大きなトラブルの元になることがあります。なので、ここではサーバーの種類について解説をしていきます。

 

サーバーの種類について

Webサーバー

これは、インターネットの代名詞と言えるサーバーです。クライアントがサーバーにデータを要求して、Webサーバーがデータを送るという仕組みとなっています。クライアントは、ブラウザソフトを使ってウェブサービスを閲覧することができます。

HTTPプロトコルという手法で、データのやり取りをしています。「http://~」といったURIですね。パソコンを使用する人にとっては、最も身近なサーバーだといえます。

 

メールサーバー

メールの送受信に関わるサーバーのことです。メールサーバーには、送信用のSMTPサーバーと受信用のPOP3サーバーの2つがあります。メールアドレスの「@○○」から宛先を判断して、相手先のサーバーにメールを送ります。そして、受信先では「○○@」の部分でアカウントを判断してメールを保存します。ここまでが、SMTPサーバーの仕事ですね。

さらに、メールサーバーからクライアントにメールを送るのがPOP3サーバーです。クライアントの電源が入っていないときなどは、サーバー上にメールが保管され続けます。なので、クライアントが使用可能な時に、メールを受信するのがPOP3の役割となっています。

 

DNSサーバー

別名ネームサーバーとも呼ばれますが、グローバルIPをドメイン名に対応させる役割を果たすサーバーです。個々のパソコンやサーバーは、IPアドレスという番号で管理されています。しかし、それでは覚えにくいですから、Webサーバーにおいては「http://~」というURLで表記します。

しかし、このURLは人間が覚えるためのものですから、パソコンではアクセスすることができません。そこで、URLをIPアドレスに変換するのがDNSサーバーというわけです。このような仕組みで、データのやり取りが出来るわけですね。

 

DHCPサーバー

コンピュータに対して、自動的にIPアドレスを割り振るサーバーです。ネットワークに参加するコンピュータは、IPアドレスが必要です。個人レベルの少数のコンピュータであれば、手動でIPアドレスを付けることもできます。

しかし、企業などの数十台以上のコンピュータがある環境だと、手作業でIPアドレスを管理するのは不可能です。なので、DHCPサーバーを使うことで、自動的にIPアドレスを割り振ることで便利にインターネットを使うことができます。

 

データベースサーバー

複数のサーバーと連携して、必要なデータを管理しているサーバーですね。アプリケーションサーバーやクライアントのリクエストを受けて、データの送受信や書き換えなどを行います。OracleやSQL Server、Adaptive Serverなどが有名なデータベースサーバーですね。

 

ファイルサーバー

ネットワーク内で、ファイルを共有するためのサーバーです。企業などの大きな組織内だと、ファイルをプリントアウトして配布するだけでも一苦労です。紙などの無駄にもなりますから、出来るだけ避けたいですよね。

しかし、ファイルサーバーを使うことで、自分のクライアントからファイルにアクセスすることができるので、ファイルの閲覧や変更などが容易に行えます。組織内で自由に共有することができますから、業務の効率化にもつながります。

 

プリントサーバー

複数のクライアントから、プリンタを共有するためのサーバーです。プリントサーバーとプリンターを接続することで、ネットワーク内のクライアントからプリンターを操作することができます。

直接クライアントにプリンターを接続することも可能ですが、それだとクライアントの電源を切ると使えなくなります。でも、プリントサーバーなら24時間稼働しているので、いつでも印刷ができるということです。

 

NTPサーバー

コンピュータや機器ごとに内蔵されている時計の時刻が違うと、何らかの不具合が起きる可能性があります。なので、NTPサーバーを使うことで、すべての機器の時計を合わせることができます。

NTPサーバーは、GPSなどから正確な時刻を取得して、それぞれのクライアントに同期することが可能です。そうすれば、スケジュール管理などで、時間がズレる心配もありません。

 

FTPサーバー

サーバーとクライアントの間で、効率よくデータをやり取りするためにFTPサーバーを使います。サーバー上のデータをクライアントに転送することをダウンロード、クライアントのデータをサーバーに転送することをアップロードと言います。

クライアントでは、ブラウザソフトを使うことでFTPを利用することが可能です。ウェブサーバーを構築する際に、FTPサーバーも一緒に構築するのが一般的ですね。

 

アカウント管理サーバー

ユーザーやグループなどのアカウントを管理するサーバーです。部署や部門別にアカウントをグループ分けできるので、大きな組織においては必須となりますね。個人情報保護や情報漏えい防止のために、セキュリティ上でも重要な役割を果たします。

 

アプリケーションサーバー

アプリケーションを実行するためのサーバーとなります。ウェブサーバーとデータベースサーバーの橋渡しを行っていて、データの加工などの処理を行います。企業内の業務システムやネットショップのショッピングカートなどに利用されています。

 

以上、サーバーの種類について解説をしました。それぞれに役割や名称が異なっているので、細かな違いなどを知っておきましょう。一般ユーザーでは不要なものも多いですが、知識として知っておくと良いでしょう。

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