レンタルサーバーのデータは消えたりしないのか?
Webサイトを運営していると、間違ってデータを消してしまうことがあるかもしれません。これは、自己責任となりますから、自分でちゃんと管理をしておく必要があります。マメにバックアップを取っておくなどの対策が必要ですね。
しかし、サーバー会社のミスで、データが消失するなどの事故は起きないのか?これも、非常に気になることですよね。東日本大震災以降、地震が頻発していますから、いつ大災害が起きるかどうかも分かりません。
また、火災などが起きて、サーバーが燃えてしまったらデータも無くなります。そういった状況に備えて、サーバー会社においても、色々な事故を想定して対策が行われています。ここでは、サーバー会社がデータを守るための仕組みを紹介していきます。
万全なバックアップ体制
レンタルサーバーの業者は、データを守るためにバックアップを行っています。まず、「RAID1」という方式で、同じデータを複数のディスクへ同時に書き込みを行っています。こうすることで、1つのディスクが破損したとしても、他のディスクにはデータが残っている状況となります。
さらに、バックアップ専用のサーバーもあり、定期的にすべてのデータをバックアップしています。なので、事故でサーバー自体が機能しなくなっても、データを守ることが出来るというわけです。
他にも、業者で独自の対策を行っていることもありますから、どんな事態になってもデータが消えることが無いように配慮されています。ですから、基本的には全データが消失するような事故は起きないと思って良いでしょう。
安全な稼働を実現するデータセンター
レンタルサーバーのサーバーは、データセンターという施設に設置されています。データセンターとは、サーバを安全に運用するために専用設計された施設となります。なので、事故によってサーバーが停止したりするリスクを最大限に減らすことが出来ます。
仕組みとしては、以下のようになっています。
- 耐震構造を採用した建物
- 大量の通信回線
- 停電に備えて、大容量のバッテリーを配備
- 火災に備えて、二酸化炭素やフロンガスなどの消火設備
- 専門の管理者が、24時間体制で常駐
このように、どんな状況下でもサーバーが停止しないようになっているわけです。ですから、サーバーダウンによって、Webサイトが見れないというリスクは大きく減っています。
以上、レンタルサーバーの管理体制を紹介しました。サーバーの業者にとって、データを守ることは最重要課題となります。なので、万全の管理体制を敷いてデータを守っていますから、安心して利用しましょう。
ただ、これでも絶対ではありませんから、自分でも定期的にバックアップを取っておくことをおススメします。