レンタルサーバーを選ぶときのチェック項目

20140911-2ネット上にホームページやWebサービスを公開するときには、サーバーを用意する必要があります。なので、レンタルサーバーを使うのが一般的ですね。そこで、どのサーバーを使うか決めるときのチェックポイントを紹介します。

何も考えずに選んでしまうと、後で失敗してしまうかもしれません。自分の利用環境を知ったうえで、最適なサーバーを利用するようにしてください。そうすれば、自分の思い通りにサイトを運営することができるでしょう。

まず、サーバーの種類を知る必要があります。サーバーには、大きく分けて「共用サーバー」「VPSサーバー」「専用サーバー」の3つの種類があります。それぞれに特徴がありますから、その違いを知っておくようにしましょう。

 

共用サーバー
特徴 1台のサーバーを複数人で共有する
メリット
  • コストを人数で割れるため、数百円から利用できる
  • メンテナンスもすべてやってもらえる
デメリット
  • 機能に制限があるので、高負荷に耐えられない
  • 他のユーザーが高負荷の処理をすると、自分のサイトにも影響する
  • 自由に拡張できない
VPS
特徴 1台のサーバーに仮想環境を用意するので、疑似的に専用サーバーに近いスペックが得られる
メリット
  • ある程度は機能を拡張できる
  • 高負荷な処理でも、他人の影響を受けにくい
デメリット
  • メンテナンスなどの知識が必要
  • 回線やハードウェアは共有なので、通信速度が遅れることがある
専用サーバー
特徴 1台のサーバーを自分だけで使う
メリット
  • 好きなように自由に拡張できる
  • 他人の影響を受けることが無い
  • サーバーのスペックを最大限に利用できる
デメリット
  • メンテナンスなどの専門知識が必要
  • コストが高くなる

1日に数千アクセス程度のサイトであれば、共用サーバーでも十分だと思います。しかし、数万アクセスのサイトだったり、複雑なプログラムのWebサービスを運用するなら、VPSや専用サーバーを検討しないといけません。

 

容量について

レンタルサーバーには、ハードディスクの容量が決められています。数百円の格安サーバーでも、5GB程度の容量を確保していることが多いです。

通常のホームページであれば、1ページあたり1MBほどとなっています。なので、1000ページの大規模サイトでも、1GBほどしかありません。だから、普通のサイトであれば、5~10GBもあれば十分だといえるでしょう。

ただし、サーバーの容量には、メールも含まれます。だから、メールも一緒に使うのであれば、その分の容量も考えないといけません。受信するメールが多いと、思わぬ容量となる場合があるので注意しましょう。

また、ホスティング業者によっては、プランごとに容量を変えられる場合があります。なので、一番安いプランから始めて、容量が足りなくなるとプランを変更することも可能です。「エックスサーバー」や「ロリポップ」、「さくらインターネット」などがそうですね。

安いプランから様子を見たいなら、こういったサーバーを選択するのも良いでしょう。

 

ドメインの登録数

ホームページを公開するには、必ずドメインが必要となります。1つのホームページにつき、1つのドメインが必要ですね。だから、複数のホームページを作る予定なら、登録できるドメイン数を確認するようにしましょう。

最近だと、複数のドメインを登録できるマルチドメインが当たり前となってきました。しかし、登録数に上限があったりするので、あらかじめ確認するようにしてください。

また、サブドメイン機能も見ておきましょう。サブドメインとは、1つのドメインで別サイトを運営できる機能のことです。たとえば、「http://www.○○○.com」というドメインを「http://123.○○○.com」「http://456.○○○.com」といった感じで使うことができます。サブドメインにも個数が決められていることが多いので、チェックしましょう。

さらに、メールアドレスの数も重要ですね。会社でレンタルサーバーを利用するなら、社員分のメールアドレスを用意する必要があります。その時に、利用できるメールアドレスが足りないという状況となることがあるので、注意してください。

 

セキュリティ

外部からの不正アクセスやウイルスの侵入などで、データを消失したり情報が漏えいしたりといった事件が頻繁に起こっています。なので、レンタルサーバーにおいても、セキュリティ対策が万全かどうかをチェックしてください。

 

メールのウイルスチェック

メールを受信した時に、ウイルスが入っていないかをチェックする機能です。サーバー側でウイルスを遮断してくれれば、自分のパソコンでは対策をする必要がありません。なので、ウイルスソフトなどを使用しなくても良くなりますから、パソコン動作が重くなることも無いわけです。

 

SSL

アンケートや問い合わせフォームなど、個人情報を扱うのであれば必須のサービスです。情報を暗号化して送信するので、情報が漏れることがありません。企業のホームページであれば、必須の機能ですからSSLに対応しているサーバーを利用しましょう。

そして、SSLにも2つの種類があります。1つは共用SSLで、ほとんど場合で無料で利用できます。しかし、これだと登録フォームが別ドメインとなってしまいます。利用者からすると不安になることが多いので、信頼性を高めるのであれは使わない方が良いでしょう。

もう1つが、独自SSLと呼ばれるものです。これだと、自分のドメイン内でSSLを利用できます。ただ、有料となりますから、別途で費用が掛かってしまいます。顧客の利便性を高めるためにも、企業であれば利用するべきですね。

 

バックアップ

不慮の事故で、サーバー内のデータが消えてしまうかもしれません。そういった時に備えて、バックアップ機能の有無も調べておきましょう。万が一、サーバーが故障したとしても、バックアップをしているのであればデータを復旧することができます。

契約するプランによって、バックアップの内容が異なることも多いです。なので、バックアップの範囲や頻度などを、あらかじめ調べておきましょう。

 

CMSが導入できるか

最近のサイトでは、WordpressやMovableTypeなどのCMSが利用されることが多くなっています。なので、レンタルサーバーの多くが、こういったCMSに対応しています。中には、簡単インストール機能などを備えていて、数分で利用可能な状態にできるサーバーもあります。

ですから、CMSを利用する予定なら、サーバーが対応しているかどうかを確認しないといけません。自分でインストールするには知識が必要なので、サポートがある業者を選んだ方が良いですね。

また、Webサービスを運営するなら、CGI・PHP・データベースが整っているサーバーを契約しましょう。プログラムが正しく動作しない可能性がありますから、動作環境のチェックは非常に重要だといえます。

 

バックボーン

バックボーンとは、サーバーに接続されているインターネット回線のことです。バックボーンが太いほど、多くのデータを送受信することができます。また、複数の回線で繋がれている場合も、大容量のデータ送信が可能です。

つまり、対応できるデータ量が多いほど込み合っている時間帯でも安定して接続できるようになり、サイトの表示が遅くなることがありません。なので、バックボーンの太さも重要視した方が良いですね。バックボーンの容量は、「Gbps」という単位で表示されます。

数値が高いほど良いのですが、100Gbps以上であればストレスを感じることも少ないでしょう。

 

サポート体制

何かトラブルが起きた時に、すぐに対応できるかも重要なポイントです。なので、どんなサポートが受けられるかも、ちゃんと確認しておきましょう。最も安心なのが、電話サポートがあるかどうかですね。確実にレスポンスをもらうことができます。

また、メールサポートでも、どれくらいで返信されるのかが重要です。さらに、24時間体制かどうかなどもチェックするべきだと思います。サーバーは24時間稼働ですから、深夜に停止してしまうリスクもあります。そういった時でも、専門の担当者が対応してくれる業者だと、かなり心強いですね。

 

以上、レンタルサーバーを選ぶときのチェック項目を紹介しました。多くの項目がありますから、自分が利用する状況を把握して確認してください。後で後悔することの無いように、しっかりとチェックしましょう。

サブコンテンツ

このページの先頭へ